龍馬伝 47回「大政奉還」 46回 48回
慶応三年十月。
京の二条城では、象二郎は容堂の書いた建白書をついに徳川慶喜に渡す。
慶喜は建白書について家来の意見を聞きながら、幕府の取るべき道を考えていた。
竜馬は象二郎に建白書に対する返事を聞くが、今はただ待つだけと言われ
じれったい思いでいっぱいだ。
同じ頃弥太郎は、戦が起こる事を前提に銃を売って一儲けしようとしていた。
しかし、大浦慶、小曽根乾堂らに竜馬の勧める大政奉還の話を聞かされ、
またしても、竜馬か!と機嫌が悪くなる。
竜馬は、京の町を籠で移動中の、幕府の重鎮である永井玄蕃頭に、新撰組の警護が付いているにもかかわらず、
自分の話を聞いて欲しいと直訴した。
永井は、話を聞こうと屋敷に竜馬を招いた。
竜馬は勝の師でもある永井に、大政奉還こそが幕府しいては日本を守ることになる、
と必死に訴える。
弥太郎は海援隊の本部に竜馬を訪ねてきた。
大政奉還を成し遂げようとする竜馬を、信頼しきっている隊員たちに接して、
弥太郎は何を思う・・・
永井は慶喜に今の幕府を救うのは、大政奉還しか道はないことを進言する。
慶喜はついに、京にいる全ての藩を集めるよう命じた。
中岡は竜馬に、二条城に各藩の重役が集まること、
そして、大政奉還は却下されるだろうと報せに来た。
薩摩藩邸では、西郷と小松が大政奉還はせずに戦になるだろう、と話している。
長州でも出陣の準備を始める雰囲気の中、木戸は何かを考えている。
竜馬は象二郎に、慶喜が大政奉還を却下した場合は、慶喜を切りに海援隊と一緒に上京する内容の手紙を書いた。
象二郎の胸中やいかに・・・
弥太郎は、大浦や小曽根たちの言った事を考えていた。・・・
そして、銃を全部売ってしまおうと決心した。
慶応三年十月十三日、二条城に各藩の重役たちが集まった。
慶喜は重役たちに、土佐の容堂が大政奉還の建白書を出してきたことを告げ、意見を聞いた。
重役たちが戸惑う中、象二郎が進み出て慶喜に決断を迫る。
象二郎の気迫に圧され、慶喜は力が抜け皆を下がらせる。
竜馬は藤吉と世界地図を見ながら、早く船に乗って皆で世界を見て回りたいと話していた。
翌朝、勝が竜馬に会いに来た。
永井から話を聞いた勝は竜馬に、慶喜が大政奉還を決心するということは、余程の覚悟を持ってのことである。
慶喜を大切にして欲しい。薩長が戦をしかけて来ぬよう、抑えてくれるように頼んだ。
そこに陽之助たちが、慶喜が大政奉還を決断したことを報せにきた!
勝共々皆で喜び合った。
西郷・木戸二人とも複雑な気持ちでこの報せを受け止めた。
慶喜は、大政奉還に関わった人物が坂本竜馬であることを初めて知る。
弥太郎は負けた!と言って悔しがる。
京の町で皆と喜んでいる竜馬に、新撰組が切りかかってきた。
勝が竜馬の前に立ちはだかり、新撰組を諌める。
悔しがる近藤勇。
弥太郎は大政奉還が成る前に、銃を売ってしまった代金を大浦と小曽根に渡し、褒められたが
全然嬉しくない。
陽之助たちは、身の危険が迫っている竜馬に、早く京を出るよう促すが
まだやる事があると言って竜馬は何か書いていた。
来週「龍の魂」に続きます。
日本の国を護るため、戦を回避するため、竜馬は動いた動いた。
勝の師匠である永井にまで直訴した。
誰もが不可能だと思うことを成し遂げた。
国のトップを動かすということは、私利私欲を捨て自分の命をも顧みず突き進まなければ、
成し遂げることはとても難しいと、思いしらされた。
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